「知らない」と付き合う

(仕事、Patterner)

22才の時のバイト先で、三つ年上の先輩が、こんな事を言っていた・・・。

「付き合いやすい人とだけ、付き合う事ほど、楽な事はないよ」・・・確かにそうです。

プライベイトや、仕事を通して知り合った人でも、直接、仕事のやり取りがなければ

「付き合いやすい人」とだけ仲良くしていればいい。

でも・・・直接、仕事のやり取りをする人が「付き合いづらい人」だと、ちとツライ。(汗)

今日ここで言う「付き合いづらい」は「気が合う、合わない」とは、少し違います。

私が外注パタンナーとして、お付き合いのあるところは、

「パタンナーがいない」から、私に仕事を頼む・・・そんな感じです。

企画をやっていた方が独立して・・・営業をやっていた方が独立して・・・

パターンは外注に出す・・・そうなると、

その方達と畑違いのパターンの話をしても、なかなか分かってもらえない事も多いです。

でも、そうは言っても皆さんアパレル業界の方達なので付き合い始めて、

少し時間が経てばスムーズに仕事が回り始めます。

そんな中・・・半年ほど前から、お付き合いしはじめた会社。

セレクトショップを3店舗、運営。

2年前から「オリジナル商品」を作る事を目指し活動しています。

その会社の社長は「アパレル業界」で働いた経験はなく、

この2年、右も左も分からぬまま、ホントに苦労しながら

「オリジナル商品」を作っていたようです。

・・・これも何かの「ご縁」だったのでしょう。

私も少しお手伝いをさせていただく事になりました。

「さあ、手伝うぞ!」はいいが、これまでとは比べ物にならないぐらい・・・

「ハナシガツウジナイ」(苦笑)

「話が通じない」ぐらいは、まだいい・・・

「企画から量産まで」の、仕事の進め方も確立されていない。

私へのパターン依頼もそうですが、誰かに仕事を頼む時の準備不足。

洋服作りの専門用語は、もちろん知らない。(ハハハ・・・汗)

まだまだ先は長いです!頑張ります!

自分でも笑ってしまうぐらい「前途多難」ですが、

私は、そんな社長に付き合いたいと思いました。

専門的な知識がない分、私や縫製をしている人の苦労に気がつくことも出来ないと思います。

私自身、これまでお付き合いした所と同じ調子では付き合えません。

 

この2年で仕事をお願いしても断られる経験も一度や二度では、ないと思います。

私が、あの社長のお手伝いをしてあげよう、協力してあげよう。

そう、思ったのは・・・

彼女は、この2年、右も左も分からない状態で苦労も多かったはずです。

でも、彼女は「オリジナル商品を作る事」を、やめようとはしなかった。

夢をあきらめようとはしなかった。

私は彼女の、そんな気持ちを汲んであげたいと思ったからです。

 

三年経って、今のこの状況を笑って話せる日が来る事を目指します。

「知らない」と付き合うには、多少の覚悟も必要。

「知らない事」も、やり慣れてくれば「常識」に変わります。

ガンバリマス!

 

 明日も全力。