かくれんぼの好きな実力者・・・。

(仕事、professional魂)

「縁の下の力持ち」「能ある鷹は爪を隠す」・・・

世間的には能力のある人は、どうやら「恥かしがり屋さん」が多いみたいデス。(笑)

 

場違いも、はなはだしい「ファッション業界」に、私は30年も身を置いていますが(笑)

表向きの華やかさから一転、服を作っている現場は地味なものです。ご存知の方も多いはず。

 

最近はどうか分かりませんが、私の若い頃・・・特に実家の四国に帰省した時など。

「東京でパタンナー」と言うと「カッコイィ~」なんて、言われた事もありますが、

当の本人は「こんな地味な作業員の、どこがカッコイィんだ・・・」と、オモッテイマシタ。

あの頃は「カタカナ職業」なんて言葉で言われていましたね。(笑)

そんな裏方の地味な場所が私の「職場」です。

「地味な職場」「地味な仕事」にも、表舞台に負けないくらいの「生き様」があります。

「能ある鷹は爪を隠す」・・・隠していた「爪」を見つけた時は感動してしまいます。

・・・で、たいがい「爪を隠し持っている」本人は、いたって涼しい顔で

淡々と作業をしています。そんな生き様・・・アコガレルワァ~・・・。(笑)

つい先日の事。

いつも私のFB「おうちpattern教室」の投稿に「いいね!」を、くださる方に、

ご挨拶も兼ねてお礼のメッセージを入れました。少しお話もさせて頂きました。

その方は「お直し専門店」で働いていらっしゃるようで、「服の仕様」を知るたいそうです。

その事に私の「教室のページ」が少しお役に立てているみたいです。(恐縮デス・・・汗)

お話によると、その前はお店の「お直し室」で働いていたそうです。

その方が、おっしゃるには、

「お直し室」の時は新品を・・・今の「お直し専門店」では人の使ったモノを・・・。

と、言う事でした。人の使ったモノを直すのには色々と、ご苦労があるみたいです。

そのお話を伺った時、「新品」ばかり作っている私は「目から鱗」でした。

いくつになっても「聞いて初めて気が付く事」は、やっぱり沢山ありますね。(苦笑)

 

確かに、そうです。

お店の「お直し室」に、まわって来るモノは「新品の商品」です。

生地もしっかりしていて、まだ扱いやすいです。

ところが、これが人が使ったモノとなると「新品」以上に気も使いますね。

何年も前のモノとなると、生地も弱くなり解くのにも緊張してしまいます。

増してや、お客様の「愛着のある物」となると、

ゼェ~~ッタイ、失敗は許されません。(ホォ~・・・)

 

「新品」でも基本的には失敗は許されませんが、

最悪の場合は・・・なぁんて、どーにか回避できそうなもんですが・・・。

お客様の「私物」となると「代え」は、ありません。

そう考えると「お直し」と言うのは、責任のある大変な仕事ですね。

もしかしたら、私の勘違い?

「お直し」は、若い子には少し無理かな?・・・って、思っています。

 

「服」を作る事は「上手、下手」は、ありますが出来ると思います。

真っ白い紙に自由にパターンを書いて、必要な分だけ生地を買ってきて裁断する。

間違えたら、ダッシュでお店に行けば、ギリセーフで(笑)生地を買い足す。

 

ですが「お直し」は、そうは行きません。

限られた条件の中で「お客様の要望」に、お答えしないといけませんよね。

お客様も「直してもらえば、またこのワンピースが着られる!!」と、

夢を持っていらっしゃる訳ですから・・・。

 

そんな厳しい環境に適応するには、やっぱり

「豊富な知識」「高い技術力」がないと発想も豊かにならないですね。

正に「経験がモノを言う」だと思います。

 

「お直し」の仕事をしている方にキャリアを積んだ方が多く見られるのは

そこに理由があると思います。

「新品」を売っているお店は華やかで、目にも留まりやすいです。(あたり前ですけど)

でも、華やかな店構えでなくても「お直しのお店」には、

見れば「シビレるような技」の持ち主がいるはずです。 ・・・マチガイナイ!

 

 明日も全力。